新興国債券を投資信託で買うか、海外ETFで買うか?債券バブル?

今回は、新興国債券への投資を投資信託でするか、海外(アメリカ、中国)の市場のETFで買うかを検討してみる。

国内ネット証券で投資信託として買うとしたら

インデックス型のものはSTAM新興国債券インデックスのみ。信託報酬は0.6%。その他は軒並み信託報酬が1.5%程度と割高なものばかり。

国内市場に上場している、新興国債券を対象としたETFはまだない。

アクティブ型で、目に止まったものは、以下の2つくらい。

チャートでみる債券バブル

新興国国債価格が上昇している。米国国債の価格も上昇している。チャートを見比べている。


IEFはNYSEに上場しているETFで、7年から10年ものの米国国債に投資するもの。ここのところの上昇がリーマンショックと同レベルに来ている。

外市場に上場しているETF

ネット証券から海外ETFとして買うならEMBになる。


新興国国債ではないが、ハイイールド社債(米ドル建ての利回りの高い債券)

新興国の債券を考えるなら、同様な値動きをする米ドル建てのジャンク社債(ハイイールド社債)も並列して考えるので、参考に。

個々直近では、ハイイールドの社債は価格が上がっていない。債券バブルのなかではあるが、ジャンク債扱いなので、新興国国債より買われてはいない。


まとめ

神国国債券も債券バブルか?円高の影響で、ドル建て、新興国建ての債券価格の上昇が消されているが、債券に資金が流れているのは明らか。

ドル建て新興国債券を買うなら、国内で投資信託(信託報酬が1.5%超)を買うより、海外ETFとしてEMB(信託報酬 0.6%)を買うのがコストの観点から合理的。円高を利用してドルを安く調達できれば良いタイミング。

STAM新興国国際インデックスファンド(新興国通貨建て)で購入するのもありだろう。



債券投資先の国の内訳