米国に投資するETF、投資信託

マスメディアが米国の衰退の始まりを盛んに言うので、米国を買ってみる。ドカンと落ちる可能性は少ないので、だらだら下げを拾っていく事にする。

国内ETF(上場投資信託

  • NASDAQ-100指数 (銘柄コード 1545) 
    • 米国のナスダック市場に上場している時価総額の大きい非金融業株式100銘柄
    • 信託報酬 年0.4725%(税抜年0.45%)
    • 信託財産留保額 0.30%
  • ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価  (銘柄コード 1546) 
    • 国の有名な大企業30銘柄で構成される株価指数
    • 信託報酬 年0.4725%(税抜年0.45%)
    • 信託財産留保額 0.30%
  • Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信 (銘柄コード 1679)
    • ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
    • 信託報酬 年0.6075%(税抜年0.60%)
    • 信託財産留保額 なし

米国ETF

  • DIA
    • 米国ダウジョーンズ工業株30種平均指数

    • 信託報酬 0.18%
  • QQQQ
    • 米国ナスダック市場の大型株100銘柄から成るナスダック-100指数

    • 信託報酬 0.2%
  • SPY
    • 米国S&P500指数に連動

    • 信託報酬 0.0945%
  • VTI
    • MSCI US Broad Marketインデックス

    • 信託報酬 0.07%

まとめ

為替コストとして、片道0.3%、取引手数料0.1%〜0.25%を考えても、米国ETFで買ったほうがコストは有利。特に、VTIはコスト面ではすばらしい。

新興国の個別の国や地域の株式に投資する投資信託とETFを比べる

新興国全体に一括して投資する場合、日本からでもインデックス型の投資信託(信託報酬が0.6%程度)のものや、ETF(信託報酬が0.2%)のものが利用できるので、わざわざ中国や米国に上場しているETFを買うコスト的なメリットは無いことは確認した。

では、個別の地域、特にアジア限定とか、パシフィック限定とかしたい場合。ブラジルだけ、とか、インドネシアだけとかは、同投資するののがコスト的に有利なのか調べてみおる。

国内市場のETF投資信託

ETFなら、野村のものだろう。http://nextfunds.jp/

ブラジル(ボスぺパ)、ロシア(RTS)、インド、南アフリカ、上海

がある。いずれも信託報酬は1%。大阪証券市場に上場しているので、ネット証券会社経由の取引手数料が0.1%〜0.2%くらい片道でかかる。

投資信託で、個別の地域を対象したもので1%を切るものは無いので、選考外。

米国に上場しているETF

中国(香港市場)に上場しているETF

為替コストが片道1.3%程度かかり、取引手数料も0.4%ほどかかるので、米国市場にコストは負ける。それでも、ちょっと気になる銘柄をあげるとこうなる。

  • 02802 iシェアーズ MSCI エマージング・アジア・インデックス ETF
    • 信託報酬 0.59%
    • 投資対象は、インドBSE SEMSEX指数に1割強、サムソン5%弱(!)、チャイナモバイル3%、TSM2%とか。

まとめ

国内のETFもコスト1%のものがそろっているので、為替、取り引き手数料を考えると、海外ETFで目をひく銘柄は限られる。

たとえば、オーストラリアに投資したい場合、日本からだと信託報酬の高い投資信託経由になるが、米国ETFのEPPは魅力的

それから、ラテンアメリカブラジル、メキシコ、チリ)に投資する米国ETFのILFもコスト的に魅力ある。

日本からは高コストになる、マレーシアや台湾への個別国投資は、それぞれ、EWMとEWTで、まあまあ魅力的なコスト。

新興国債券を投資信託で買うか、海外ETFで買うか?債券バブル?

今回は、新興国債券への投資を投資信託でするか、海外(アメリカ、中国)の市場のETFで買うかを検討してみる。

国内ネット証券で投資信託として買うとしたら

インデックス型のものはSTAM新興国債券インデックスのみ。信託報酬は0.6%。その他は軒並み信託報酬が1.5%程度と割高なものばかり。

国内市場に上場している、新興国債券を対象としたETFはまだない。

アクティブ型で、目に止まったものは、以下の2つくらい。

チャートでみる債券バブル

新興国国債価格が上昇している。米国国債の価格も上昇している。チャートを見比べている。


IEFはNYSEに上場しているETFで、7年から10年ものの米国国債に投資するもの。ここのところの上昇がリーマンショックと同レベルに来ている。

外市場に上場しているETF

ネット証券から海外ETFとして買うならEMBになる。


新興国国債ではないが、ハイイールド社債(米ドル建ての利回りの高い債券)

新興国の債券を考えるなら、同様な値動きをする米ドル建てのジャンク社債(ハイイールド社債)も並列して考えるので、参考に。

個々直近では、ハイイールドの社債は価格が上がっていない。債券バブルのなかではあるが、ジャンク債扱いなので、新興国国債より買われてはいない。


まとめ

神国国債券も債券バブルか?円高の影響で、ドル建て、新興国建ての債券価格の上昇が消されているが、債券に資金が流れているのは明らか。

ドル建て新興国債券を買うなら、国内で投資信託(信託報酬が1.5%超)を買うより、海外ETFとしてEMB(信託報酬 0.6%)を買うのがコストの観点から合理的。円高を利用してドルを安く調達できれば良いタイミング。

STAM新興国国際インデックスファンド(新興国通貨建て)で購入するのもありだろう。



債券投資先の国の内訳

新興国株式(中国・インド・インドネシア・台湾・韓国・マレーシア・ブラジル・メキシコ)のETFと投資信託を、米国市場と東京市場でコスト比較

新興国株式に投資するインデックス型投資信託ETF)のコスト

日本の証券会社(ネット証券会社)で購入できる投資信託にもインデックス型で中間コストを抑えたものが出てきた。また、上場投資信託ETF)も大阪証券取引所東京証券取引所で買うことができるようになった。

まずは、これらを買う場合のコスト(販売手数料、取引手数料、信託報酬)を調べておく。

新興国株式へのインデックス型投資信託ETFの中間コスト比較まとめ

インデックス投信なので、基本的に運用パフォーマンスの善し悪しは考慮しない。中間コストが選択の一番のポイント。もちろん、運用の上手、下手でインデックスより悪くなる場合もあるのでそこは別途注意が必要。

まとめの表(新興国株式全体に投資)

  年間コスト
(信託報酬)
買うコスト
(取引手数料/
販売手数料)
売るコスト
(取引手数料/
信託財産留保額)
市場/買う場所 特記事項
ETF(1681)上場インデックスファンド海外新興国株式 0.2625%
(税抜0.25%)
ネット証券(0.1%〜) ネット証券(0.1%〜) 東京市場大阪市 唯一のETF
問題は取引量が少なく、ほぼ常に純資産評価額よりも市場での取引価格が高い。つまり、割り高な買い物をすることになる。
三菱UFJ−eMAXIS新興国株式インデックス 0.60%(税込 0.63%) ノーロード(0円) 0.3% 国内証券会社・銀行 SBI証券で買える
STAM 新興国株式インデックス・オープン 0.65%(税込0.6825%) ノーロード(0円) 0.3% 国内証券会社・銀行 僅差だがeMAXISに負ける
VWO バンガード・エマージング マーケット ETF 0.27% 手数料(税込)26.25米ドル(1,000株まで)
+為替取引(片道25銭/1米ドル=約0.27%)
手数料(税込)26.25米ドル(1,000株まで)
+為替取引(片道25銭/1米ドル=約0.27%)
米国市場(ネット証券経由) 海外ETFを日本から購入する場合、一番低コストな商品。
EEM iシェアーズ MSCI エマージング マーケッツ インデックス ファンド 0.75% 手数料(税込)26.25米ドル(1,000株まで)
+為替取引(片道25銭/1米ドル=約0.27%)
手数料(税込)26.25米ドル(1,000株まで)
+為替取引(片道25銭/1米ドル=約0.27%)
米国市場(ネット証券経由) 論外
Lyxor ETF MSCI エマージング マーケット 0.65% 0.4095%(税込)・最低手数料31.5香港ドル
+為替取引手数料
0.4095%(税込)・最低手数料31.5香港ドル
+為替取引手数料
香港市場(ネット証券経由) 論外

上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)がコストの観点から頭一つ出ている。が、取引価格が常に純資産評価額を上回っており買う気にならない。

海外ETFで唯一選択肢に入るのがVWO。だが、為替取引コストが少なくとも片道分(約0.27%)必要なこと、取引手数料が最低でも26.25ドルなので、国内市場と同レベルの0.1%で取引するには、一度に26250ドル相当(26250×90=2362500円)の額で取引する必要があるので、一般人にはちょっと高額か。

今のところ、eMAXIS新興国株式インデックスが良いだろう。上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)が妥当な価格で取引されるようになったらそっちに移行、というところで、新興国全体に投資するなら海外ETFで買うメリットはあまりないようだ。

STAM 新興国株式インデックス・オープン だが、最近信託報酬を下げた。eMAXISに完全に顧客を取られているからだろう。だが、いまだに一割程度も割高なので、新規に購入するならeMAXISになるだろう。何のために信託報酬を値下げしたのか意味が分からない。

個別の新興国市場に投資する場合、インデックス型で中間コストを抑えたいならETFが選択肢になる。国内の市場(東京市場大阪市場)で取引されるETFは、海外のETFにくらべて幾分信託報酬が高い(国内では1%程度にくらべ、海外では0.6%〜0.85%)。銀行や証券会社で買う投資信託は選択肢にはなりえない。候補になるETFを以下に並べる。

東京市場大阪市場のETF新興国株式)

  • 1681 東証
    • 上場インデックスファンド海外新興国株式(MS5CIエマージング
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 証券会社の売買手数料による ネット証券(0.1%〜)
    • 信託報酬は純資産総額に対して年率0.2625%(税抜0.25%)程度
  • 1309 大証
    • 上海株式指数・上証50連動型上場投資信託
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 信託報酬 年0.9975%(税抜年0.95%)以内
    • 信託財産留保額 なし
  • 1322 東証
    • 上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 信託報酬 年率0.9975%(税抜0.95%)程度
    • 信託財産留保額 なし
  • 1678 東証
    • NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 信託報酬 年0.9975%(税抜年0.95%)以内
    • 信託財産留保額 基準価額に0.5%の率を乗じて得た額
  • 1325 東証
    • NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 信託報酬 年0.9975%(税抜年0.95%)以内
    • 信託財産留保額 なし
  • 1313 東証
    • サムスンKODEX200証券上場指数投資信託
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
  • 1323 大証
    • NEXT FUNDS 南アフリカ株式指数・FTSE/JSE 上場投信
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 信託報酬 年0.9975%(税抜年0.95%)以内
    • 信託財産留保額 なし
  • 1324 大証
    • NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信
    • 基準価格(資産評価額)と取引所価格(取引所での現在価格)
    • 信託報酬 年0.9975%(税抜年0.95%)以内
    • 信託財産留保額 なし

ネット証券で販売されている従来の投資信託新興国株式)

新興国株式への投資信託は数多くあるが、中間コストとしての信託報酬が1%を超えるものは選択から除外する。特に特定の国(中国、インド、ブラジル)に限定した投資信託は全て中間コストが大きい(信託報酬が1.5%〜3%)ため除外。

  • 三菱UFJ−eMAXIS新興国株式インデックス
    • MSCIエマージング・マーケット・インデックス
    • 買付手数料 (税込) ノーロード(0円)
    • 信託報酬 (税込)/年 0.60%(税込 0.63%)
    • 信託財産留保額 0.3%
  • STAM 新興国株式インデックス・オープン
    • MSCI Emerging Markets インデックス
    • 買付手数料 (税込) ノーロード(0円)
    • 信託報酬 (税込)/年 0.65%(税込0.6825%)
    • 信託財産留保額 0.3%
  • 日興‐年金積立インデックスファンド海外新興国株式

 

米国(ニューヨーク証券取引所)のETF

香港証券取引所ETF

  • 02802
  • 02815
    • Lyxor ETF MSCI AC アジア パシフィック(除く日本)
    • MSCI ACアジア パシフィック指数(日本を除くアジア株式
    • 信託報酬 0.65%
  • 03043
    • db x トラッカーズ MSCIパシフィック(除く日本)インデックス ETF
    • MSCIパシフィック(除く日本)
    • 信託報酬 0.45%
  • 02800
    • トラッカー ファンド オブ ホンコン
    • 香港ハンセン指数に連動。ハンセン指数は香港市場を代表する40銘柄で構成
    • 信託報酬 0.025〜0.050%
  • 02810
    • Lyxor ETF MSCI インディア
    • MSCI India指数に連動する。
    • 信託報酬 0.85%
  • 02820

ネット証券(SBI証券、マネックス証券、楽天証券)で海外ETFを買う費用、為替取引、売買手数料は?

SBI証券とマネックス証券の場合で調べてみた。

海外ETF、為替取引コストと取引手数料が高い。ETFの配当への2重課税に注意。

というのが結論。

米国市場(ニューヨーク証券取引所)と中国市場(香港証券取引所)で比較すると、為替コストと取引手数料ともに米国市場が有利。ほぼ同じ程度の信託報酬のETFならだんぜん米国市場で買うのが良い。

為替コスト片道  *1ドル90円、1香港ドル11.5円の場合

  • 米国:25銭/ドル(0.25÷90=0.277%)
  • 中国:15銭/香港ドル(0.15÷11.5=1.3%)

取引手数料

  • 米国:1,000株までは、1取引26.25米ドル
    • 100万円の取引をすると、26.25÷(1000000÷90)=0.236%
    • 200万円の取引をすると、26.25÷(2000000÷90)=0.118%
  • 中国:0.4095%(税込) 最低手数料 31.5香港ドル

課税

  • 売却益に対する課税は、日本でのみ課税され、扱いは申告分離課税
  • 配当金に対する課税は、米国で源泉徴収税率(10%)され、さらに、日本で源泉所得税(10%)の2重取り

為替取引・市場売買手数料・信託報酬・配当金・税金

各項目を少しメモしておく。

  • 為替取引
    • FXで米ドルを買って、それを現引きすると為替手数料が実質2銭程度になる。つまり、米ドルを買うコストがかなり抑えられる。これができるのは米ドルのみで、香港ドルはできない。一方、日本円に戻すときはこの手が使えないので、25銭/ドル(0.25÷90=0.277%)の為替手数料が発生する。 
    • マネックス証券では、米ドルを買う時も、売る時も25銭/ドルかかるので、往復で50銭かかることになる。0.5÷90=0.55%のコストが発生することになる。
    • 中国市場(香港)で取引する場合、香港ドルを為替取引で事前に用意する必要があり、為替手数料は15銭/香港ドル(0.15÷11.5=1.3%のコスト)がかかる。往復で2.6%の為替コストになりかなり大きいコストだ。
  • 市場売買手数料
    • 米国市場で取引する場合。1,000株までは、1取引26.25米ドル(SBI証券)〜25.2米ドル(マネックス証券)。ネット証券会社の取引手数料が国内市場だと0.1%程度なので、それに準ずる割合で取引するには、1取引あたりの金額が200万円を超えてこないといけない。こまめに買うにはちっと金額が大きいか。 100万円の取引をすると、26.25÷(1000000÷90)=0.236% の手数料になる。
    • 香港市場では、約定代金の0.4095%(税込) 最低手数料 が31.5香港ドル(税込)であるのも注意が必要(SBI証券)。国内に比べると確かに割高。
  • 信託報酬(1年間でかかるコストのこと)
    • 新興国全体、とか、先進国全体など広い範囲に投資するインデックスファンドで0.2パーセントから0.6パーセントの信託報酬が多い
  • 配当金
    • インデックス型のETFでは、あまり配当金を出す商品になっていないが、配当を頻繁に出すタイプのETF、配当金への課税が下で書いたように、アメリカと日本で2重に課税されるので、その分不利になる。ETFの商品特性を事前に調べるべき。
  • 税金
    • 分配金は、米国での源泉徴収税率(10%)を差し引いた後、国内の源泉所得税(10%)を差し引く。ここが税制上不利になる点。二重に課税される。
    • 売却益に対する税金は、日本での課税方式・税率が適用され、アメリカでは課税されない。
    • 売却益に対する課税方法は申告分離課税なので、分離申告での損益通算ができる。